対象者の設定

では最後に、任意保険を見直す際に知っておきたいポイントとして「対象者設定」について紹介します。自動車保険によってこの対象者の設定というのはかなり大きな違いがあります。運転者が誰なのか、あるいは運転している車がどれなのか、ということを制限している保険が多くあり、折角保険に加入していてもこの条件を満たしていない場合には保険の対象外となってしまうのです。自分一人しか車を運転しない、特定の車しか運転しない、という場合には特段気をつける必要はありませんが、他の家族や友人などが車を運転する可能性がある場合にはしっかり対象者を設定しておくようにしましょう。

また、対象者設定において重要なポイントとなるのが、盗難された場合です。自動車が盗難されて事故を起こした場合、運転していた人が保険の対象者となっていなかった場合には自動車の修理費用などが保険対象として利用できない可能性があります。そのため、特定の車については運転者を問わず保険の対象とするような契約をしておくとより安心して利用することができるでしょう。また、対象者を特定するのではなく、年齢によって制限を行うような方法を取っている自動車保険もあるため、適宜利用を検討すると良いでしょう。

保険料から考える

では次に「保険料」から保険を考える方法について紹介します。保険料は民間保険によってそれぞれ違う基準で設定されています。同じ保障をもたせている場合でも、会社によってはまったく違った保険料になる可能性があるわけです。それでは、どのような条件で保険料が安くなることが考えられるでしょうか。まず1つ目のポイントとして「年齢」があります。保険商品によっては、「事故を起こしやすい年齢・起こしにくい年齢」を加味した上で保険料の設定を行っていることがあります。自分が30代や40代のような事故を起こしにくい統計がある年齢の場合に利用すると良いでしょう。

また「走行距離」によって保険料が変化する保険もあります。これについては、基本的には走行距離が短いほど保険料が安くなる設定となっています。普段からあまり自動車を使わない人はこのようなタイプの保険を選ぶと保険料を大きく節約することができるでしょう。さらに「免許カラー」による保険料の変動についてもチェック項目の1つとなります。どの保険会社も「ゴールド免許」つまり無事故無違反の人については最も安い保険料を設定しています。しかし、シルバーやブルーの場合にはどの程度の増幅率となっているのかは会社によって違います。

不足しない保険

保険の見直しを行う場合には、ともかく費用を安くする、ということを考えてしまいがちです。その結果、保険としての効果が十分ではないものになってしまっては本末転倒でしょう。そのため、保険見直しの際にはまず先に「必要な効果が十分備わっているものかどうか」ということを最重要ポイントとしてチェックすることが必要となります。では、どのようなことが任意保険にとって必要なポイントとなるのでしょうか。自動車保険についての保険効果は、大きく2つの意味合いがあります。1つは「自分が被害者になった場合」の保険効果で、もう1つは「自分が加害者になった場合」の保険効果です。この両方について、どの程度の保険効果を持たせるのかが重要になります。

自動車保険においては、基本的に対人対物保険の効果上限が設定されています。上限を上げるほど保険料は高くなりますが、保険の効果のを事を考えるとこれは「無制限」に設定しておくのが無難だといえるでしょう。被害にあった場合の効果も、被害を与えてしまった場合の効果も、上限まで設定されていた方が安心して利用することができます。示談交渉などにおいても有利となることが多いため、実際の事故を考えた時に十分な保険効果が得られます。

自動車保険見直しを

自動車に乗る人にとって、自動車保険というのは欠かすことが出来ない「安全装置」です。まず誰もが運転する際に加入していなければならない保険として「自賠責保険」というものがあります。これは法定義務によって定められている保険で、基本的に「事故被害者を救済することを目的とした保険」となります。正式名称は「自動車賠償責任保険」となっていることからもその性質がわかります。つまり、これは事故を起こした、あるいは被害者になった自分について保護してくれる保険ではないということです。そのため、多くの人が自動車の運転においては「任意保険」という自分で加入する民間保険に加入しています。

こういった自動車任意保険については、「掛け捨て型」のものが一般的です。生命保険などの場合、一定期間保険を利用せずに満期を迎えた場合に保険料が帰ってくるシステムを採用していますが、自動車保険においてはこのようなシステムを採用していることはほぼありません。そのため、保険料は帰ってこないものとして計算をしなければならないわけです。この保険料が家計にとって大きな負担となっていることもあるでしょう。そのため、満期を迎えた際には「自動車保険見直し」というのが重要になります。当サイトではそんな保険見直しについて、どのようなポイントを見ながら考えるべきなのかについて紹介します。「不足しない保険」「保険料を考える」「対象者の設定」の3つの観点から考えてみましょう。